十年越しの春のあらすじ
完結済み / 48話
彼女は彼と結婚して十年が経っていた。だが毎年の結婚記念日、夫は必ず別の女を家に連れて帰ってきた。これまでに九人の女の世話をさせられてきたのである。この結婚は彼女の母親によって仕組まれたものだった。十年前、実家の会社が倒産し資金繰りに困っていた時、母親は娘と彼を薬で昏睡させ、無理やり結婚させた。そうすれば夫の家の大企業が家業を救ってくれる、と。だがその裏取引のせいで、彼女は暴力と屈辱に満ちた十年を耐え続けることになった。記念日ごとに、夫の愛人に仕えることまで強いられて…。
十年目の結婚記念日、夫はまた女を連れて帰った。今度は彼女に「靴を脱がせ、その女に履かせろ」と命じ、辱めようとした。彼女は拒み、離婚を申し出る。しかし夫は彼女に全てを脱がせ、何も持たずに出て行けと迫った。彼女が服を脱ごうとすると、夫は止めて言い放つ。離婚すれば父の入院費も母の浪費も誰も払わない、と。結局、彼女は追い詰められ、靴を脱ぐしかなかった。
その夜、彼女は浴室に閉じ込められる。夫は、事故で瀕死の母と最後の別れをすることすら妨害した。そして夫の父は愛人によって殺された。もはや繋ぎ止めるものは何もなかった。彼女は友人たちの助けでようやく逃げ出すことができた。
彼女の結婚は、家族のための金と引き換えでしかなく、自分の選択ではなかった。ドラマを観れば、彼女の苦しみに涙せずにはいられないだろう。けれど物語の最後、彼女はその毒のような結婚から勇敢に抜け出した。決して見逃せない作品だ。
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十年越しの春のレビュー
大島紗英
★★★★★
ShortMaxユーザー @大島紗英
タイトルにある「十年」という重みが物語全体に響いていた。律子の決断までの心の揺れが丁寧に描かれていて胸に迫るものがあった。
松田悠介
★★★★★
ShortMaxユーザー @松田悠介
ドラマの展開が容赦なくて衝撃的。でもその分ラストの律子の離婚宣言に強い解放感を感じた。ShortMaxで観た中でも特に印象深い。
鈴木智也
★★★★★
ShortMaxユーザー @鈴木智也
和真の身勝手さに怒りながらも、律子が最後に見せる強さに救われた。感情を揺さぶられる物語で、一気見してしまった。
井上真理
★★★★★
ShortMaxユーザー @井上真理
悲しみと希望が同時に描かれていて切ないのに前向きになれる不思議なドラマ。短編なのに濃密で見応えがあった。